Laravel5.5 and SSL さくらVPS For KUSANAGI

Laravel5.5を、さくらVPS For KUSANAGIでインストールしてみました。
https://qiita.com/tajima_taso/items/f139eb71423041120247

私のおすすめサーバーであるCPIにLaravelをインストールします。
その作業に伴い、ディレクトリ変更の変更やフォルダの移動も行います。

記事の執筆時点での設定です。
2017年12月04日
Laravelバージョン 5.5
サクラVPS KUSANAGI
phpバージョン 7.0

インストール準備

まずはSSHに接続して下さい

まずは環境を作成するので下記のコマンドでLAMP環境を構築

kusanagi provision --lamp  public

ホスト名の設定

作成するプロファイルで使用するホスト名(FQDN) を指定します。

Enter hostname(fqdn) for your website. ex) kusanagi.tokyo

例 : www.example.com
※//や末尾の/は不要です。

Let’s Encryptの設定

指定したホスト名に対応するLet’s EncryptのSSL証明書を発行します。

Let’s Encryptは認証局(CA)として「SSL/TLSサーバ証明書」を無料で発行するプロジェクトです。
詳細は公式サイトをご覧ください。
下記の画面になったらメールアドレスを入力します。

In order to use Let's Encrypt services, you must agree to Let's Encrypt's Term of Services.
If you agree this TOS, put in your e-mail adress, otherwise carriage enter key.
TOS of Let's Encrypt : https://letsencrypt.org/repository/

こちらにメールアドレスを入力することでLet’s Encryptの使用に同意したことになります。
例:kusanagi@example.com

データベース名の設定

データベース名を設定します。

Enter the name of your database.

データベースのユーザー名の設定

作成したデータベースのユーザー名を設定します。

Enter user name for database '作成したデータベース名'.

データベースユーザーのパスワードの設定

作成したデータベースユーザーのパスワードを設定します。

入力すると下記のように表示されるので、確認用としてパスワードを再度入力します。

プロビジョニングの完了

これで、一番最初の初期設定は完了しました。

PHPのバージョン指定

kusanagi php7

HTTP→HTTPSへリダイレクト処理

kusanagi ssl --https redirect public

ドキュメントルート変更

vi /etc/nginx/conf.d/public_ssl.conf

confファイル編集

charset UTF-8; 
client_max_body_size 16M;
root  /home/kusanagi/public/DocumentRoot;
↑を↓に変更(DocumentRootを取る)
root  /home/kusanagi/public;
index index.php index.html index.htm;
location / { try_files $uri $uri/ /index.php?$args;

nginx再起動

systemctl restart nginx

composerインストール

composerを使ってインストールを行いますのでcomposerをダウンロードします。
コマンド実行する場所は/home/kusanagi/です。
SSHでls をした時にhtmlのフォルダが見える状態
composerをインストール場所はbinにインストール

mkdir bin
curl -sS https://getcomposer.org/installer | php -- --install-dir=bin --filename=composer

Laravel5.5をインストール

次にlaravel本体をComposerを使ってダウンロード・インストール
(コマンド実行する場所はルート インストール場所はlaravel)

php7 bin/composer create-project --prefer-dist laravel/laravel

ここで注意が必要なのはコマンドでphpのコマンドがphp7という風になっているところです。

php7で実行しないとインストールの段階でPHPのバージョンが7と判定されずに5.4がインストールされてしまいます。

権限変更

chown -R httpd.www storage/
chown -R httpd.www bootstrap/cache/